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ChatGPTアプリを 通訳 (翻訳機)にして外国人とコミュニケーションを取る方法

チャットGPTを通訳にしてバーで会話を楽しむカップル

はじめに

私、仕事での取引先の多くは海外の会社。でも、、大して喋れません。以前は 通訳 も常時雇いメールのやりとりもすべてワンクッション置いていたのですがここ1年くらいはほぼ自分でできています。それどころか海外出張時や、海外からの来客時もなんとかかんとか自分で対応できています。それはすべて今回ご紹介する チャットGPT 様のおかげ。いよいよ翻訳コンニャクが現実になりつつある、そんな気がしています。旅ゴルでキャディさんとお話するときや海外旅行中に病気になったときやレストランなんかでも役に立つだろうなということでちょっと紹介してみます。

海外旅行やビジネスの場面で、言葉の壁に直面したことありますよね?そのような状況で役立つのが、AIを利用した翻訳ツールです。特にChatGPTは、高度な自然言語処理技術を活用し、翻訳ツールとして非常に便利に使うことができます。しかし、翻訳精度を高めるためには、効果的な使い方が重要です。

チャットGPTアプリの画面
無料版でも使えますがたくさん会話するなら有料版の方がストレスなく使用できる

このブログでは、チャットGPTを翻訳ツールとして活用する最も実用的な方法として、「音声入力を利用しつつ翻訳内容を確認する手順」を詳しく解説します。さらに、毎回翻訳の指示を出す手間を省くための「通訳モード設定」の方法も紹介します。これらを活用すれば、言葉の壁を乗り越えたスムーズなコミュニケーションが可能になります。


ChatGPTを通訳として利用するための準備

まず、ChatGPTを翻訳専用モードに設定する方法を解説します。この設定を行うことで、毎回「これを翻訳して」と指示を出す必要がなくなり、翻訳に集中することができます。

通訳モードを設定するためのプロンプト例
以下のプロンプトを最初にChatGPTに入力してください。

これからあなたには、翻訳専用の通訳として機能してもらいます。私が発言した内容を〇〇語(例:英語)に翻訳し、翻訳結果のみを返答してください。またその下に検証用として再翻訳した日本語も表示してください。相手の発言も〇〇語から日本語に翻訳してください。通訳以外の発言や説明は不要です。以降のやり取りで、常にこの設定で対応してください。準備ができたら『通訳モードを開始しました』と答えてください。」これだけです。あなたのチャットGPTにこのプロンプトをコピーしてみてください。後半部分に書いている通訳以外の発言や説明は不要です。という部分が結構肝。これ書いておかないとチャットGPTが途中から自分の意見で割り込んできます。

設定手順

  1. ChatGPTアプリを開きます。
  2. 上記のプロンプトを最初に入力します。
  3. ChatGPTが「通訳モードを開始しました」と応答したら設定完了です。

これで、以降は自動的に翻訳が実行される状態になります。

チャットGPT画面 通訳モード
モードに入ったことを宣言するのはナイスです。GPTのやる気を感じます。

翻訳精度を高める方法: 音声入力の確認と再翻訳

ChatGPTを通訳として活用する際、もちろんタイピングでも問題ないのですがもっと早いのが音声入力。ただし、そもそもチャットGPTが自分が話した日本語を正しく認識してくれていない場合、翻訳結果を相手に伝えてしまうと誤解を生む可能性があります。まず、翻訳内容を確認し、必要に応じて再翻訳する手順を組み込むことで、正確なコミュニケーションを実現します。

具体的な手順

  1. 音声入力を利用する
    ChatGPTアプリの音声入力機能を有効にし、翻訳したい内容を話します。
    例: 「この近くのおすすめのレストランを教えてください。」。
  2. 入力内容を確認する
    音声入力された内容が正確に文字化されているか確認します。誤認識がある場合は、修正するか再度話しかけます。
  3. 翻訳を実行する
    音声が正しく認識されていることが確認できたら一番下段右にある上向きの矢印で翻訳を実行します。ChatGPTが翻訳結果を表示します。
  4. 再翻訳で確認する
    表示された翻訳結果を再翻訳してみて、元の内容と一致しているか確認します。
    例: 英語に翻訳された結果を再び日本語に翻訳し、正確性をチェックします。
  5. 相手に伝える
    翻訳結果が正しいことを確認したら、相手に見せる、または音声出力を使用して伝えます。

この手順を採用することで、誤訳や誤解を最大限防ぎ、安心してコミュニケーションを取ることができます。

チャットGPT画面 音声入力
音声入力ボタンはここ。
チャットGPT画面 音声入力モードで認識した画面
音声入力の結果が表示された画面。なるべくわかりやすい簡単な日本語で話すのがコツ。一番右の矢印が翻訳実行ボタン
チャットGPT画面 翻訳確認画面
翻訳結果と検証用の再翻訳。誤訳防止に有効な方法になります。
チャットGPT画面 音声出力画面
翻訳結果を長押しすると出てくる選択画面。音声で読み上げれば流暢な発音で結果を読み上げてくれます。

私はこの方法で実際に使っていますが、なんだかんだ言って現状この方法が一番早いと思います。受け取った相手にも同じ方法で返答を促し翻訳しながら会話を進めます。ほんの少しタイムラグはあるものの、十分にやり取りが成り立つレベルでコミュニケーション可能です。

チャットGPT画面 通訳の結果画面
相手にも同じ方法で返答してもらって会話が進みます。履歴も残っていくので確認も可能です。

この方法のメリットと注意点

メリット

  • 誤訳のリスクを大幅に減らせる。
  • 翻訳結果を再確認することで、より自然で正確な表現が可能になる。
  • 通訳モードを設定することで、効率的に翻訳を進められる。

注意点

  • 音声入力を利用する場合は、なるべく静かな環境で行うことで認識精度が向上します。
  • 再翻訳の確認には少し時間がかかるため、急いでいる場合には簡略化することも検討してください。

更に進化。これができればほぼ同時通訳

実はチャットGPTには、上記の使用方法よりさらに進んだやり取りを可能にする機能がすでに搭載されています。写真中赤丸の部分をクリックして実行されるボイスチャットモードがそれです。

チャットGPT画面 ボイスチャットモードボタン
赤丸のボタンでボイスチャットモードに

ボイスチャットモードではチャットGPTが会話を理解し、最初に指示している言語に自動的に翻訳(音声出力)してくれます。前の章で書いた方法の場合翻訳の実行や音声出力の実行はこちらが指示しないといけないのですがこのモードでは会話の区切りを認識して自動的に翻訳し音声出力してくれます。

チャットGPT画面 ボイスチャットモード待機画面
ボイスチャットモードで待機中のGPTさん

ただ現状の能力としては複数人の声を同時に識別しながら認識するようなことはできないので会話が活発になって被ったり、周りに関係ない音があったりするとかなりの確率でバグります。ただそのあたりの問題点は把握してるようでつい最近レックミュートのボタンが付きました。これがついてると必要な会話部分以外の環境音は拾いにくくなるので翻訳の精度は上がります。静かな空間で順番にゆっくりと話しながら、なおかつ喋り終わったらマイクをオフにするような使い方であればチャットGPTが同時通訳のように会話の内容を翻訳をしてくれます。これはかなり感動します。

チャットGPT画面 ボイスチャット認識中
会話を認識して返事をしようと頑張っているGPTさん
チャットGPT画面 ボイスチャットモード返答中
ボイスチャットモードで返答中のGPTさん

今後更に進化すると発話者の識別と同時認識、イヤホン等へのデバイスに必要な情報だけ切り分けて遅れるようになるとスマホが真ん中にあればほぼ言語の壁なくコミュニケーションが可能になるんだと思います。まさに翻訳コンニャクの実現になりそうですね。ちなみに言語はチャットGPTが理解できるすべての言語を指定することが可能です。

チャットGPT画面 タイ語でも問題なく翻訳されます。
タイ語でテストした結果。全く読めませんが少なくとも日本語の認識はできています。

この記事を書くにあたり日本語→英語の検証はできますが、逆のテスト・・ということでユーチューブの英語の朗読ページをどの程度聞き取れるかというテストをしてみました。

参考:https://www.youtube.com/watch?v=0_or_W6zAEs&list=PLUV_CDK-QcLSZIYan-WspdSp6ZzpLzrSm

本当は動画で掲載したほうがわかりやすいと思うのですが・・スマホでテストしているので動画の撮りようがない。。ということで写真だけの報告になります。結果から言うと音声認識自体はかなりのレベルで正確に認識した上で翻訳してくれます。ただ問題はどこで区切るかというところ。チャットGPTが区切られたと思って翻訳を始めたときにまたお話が再開してしまうとかなり混乱するようです。

チャットGPT画面 翻訳結果確認画面
なんとなくですが翻訳精度として90点くらい?な気はします。ボイスチャットモードでは流暢な発音でちゃんと会話してくれます。

テストではキリの良いところで朗読を止めてテストしてみました。この長さであればかなりの精度で読み取ってくれるようです。実は先日海外の取引先が同じような中国製の翻訳アプリを使っていましたが現時点では間違いなくiphoneの方が精度が高かったと思います。誰の声のものか、またいろんな音が混在している中で話が被ってしまったときの反応なんかがもう少し詰められてくると、間にスマホを置いてそれぞれのイヤホンに必要な翻訳が送られてくる、なんてこともできるようになるんでしょうね。言語の壁の崩壊ももうすぐなんだろうなと思います。

旅ゴルはじめビジネスにも使えます

いかがでしょうか。チャットGPTの翻訳機能をうまく使えば旅ゴルにおける様々なシーンに役に立ちます。もちろんビジネスのシーンでもかなり使えるようになってきています。(私は全力で使っています)

ちなみにですが・・中国でこれをやろうと思ったときは注意が必要です。現地のsimを使ったり、ワイファイ経由になるとグレートファイヤーウォールに阻まれてチャットGPTにアクセスができない可能性が大。ただ、現地の携帯ネットワークへ接続してても日本のキャリアが用意しているローミングサービスで接続する場合は接続できる可能性が大です。少なくとahamoでは間違いなく動くことを確認していますので良かったらこちらもご覧ください。

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