早朝便・深夜便やトランジットで“とにかく寝る場所を確保したい”——そんな時に助かるのがターミナル直結 エアポートホテル。本記事では浦東国際空港のど真ん中に建つ Da Zhong Airport Hotel(大衆空港宾馆) を、日本人旅行者目線でまとめました。
1. 立地:T1とT2の“真ん中”という圧倒的アドバンテージ
何よりこれがターミナル直結ホテル一番のメリット。日本向けの朝便に乗る場合、今でこそエアポートリンクができたので市内からの移動が便利にはなりましたが、それでも40分はかかるのでとにかく朝に余裕を持って動きたい場合には一番良い方法だと思います。
- ホテルは T1・T2両ターミナルを結ぶ連絡通路の真上 にあり、徒歩5〜6分で各ターミナルの出発ロビーへ到着。
- 地下階には 磁浮(リニア)&地下鉄2号線「浦東空港駅」 が直結。市内中心部へは最短30分強。
- 上りエレベーターを出ればすぐホテル受付。雨でも濡れずに移動可。
2. 基本データ
項目 | 内容 |
---|---|
開業/改装 | 2008年開業・2019年改装 |
客室数 | 712室(南楼=Hotel棟、北楼=Motel棟) |
チェックイン/アウト | 14:00 / 12:00 |
3. 客室タイプと料金目安(2025年6月時点)
部屋は非常に質素ですが汚いわけじゃないので寝るだけなら全然OK。予約はAGODAで取ったのですがだいたいこのくらいの金額でした。私が宿泊した日は半分以上が外国人(日本人と各黒人が多かった)気がします。
棟 | 参考料金 | 広さ/特徴 | こんな人に |
---|---|---|---|
南楼 Hotel棟 | US$70–100(約10,900–15,500円) | 28-40㎡・カーペット敷き・バスタブ付きも | 多少高くても快適さ重視 |
北楼 Motel棟 | US$60前後(約9,300円) | 18-25㎡・シャワーのみ・簡易内装 | とにかく寝るだけ |
公式最安値 | CNY488(約9,800円)〜 ※日程変動 | 公式サイト限定料金 |
※為替は 1US$=155円、1CNY=20円で概算。実際の支払額は予約時のレートをご確認ください。
4. 館内設備
エアポートホテルなので外国人への対応も問題なし。チェックインもスムーズです。館内の設備は正直期待しないほうがいいかな。。確かにマッサージスペースやカフェスペースも有りましたがあまり期待できないので空港ターミナル内の施設を利用したほうがいいんじゃないかと思います。ただ、23時ごろにチェックインしたらほとんどの施設が閉まってしまいました。かろうじて空いていたコンビニで食料とビールを調達、まあここに宿泊ってもうかなり疲れている状態なのでこれで十分な感じ。
- 朝食ブッフェ:06:00-09:30/CNY48(約960円)・中華+洋食
- ジム・マッサージ・会議室・売店 を完備。深夜到着後も軽食購入可。
- 24時間フロント・英語対応スタッフ常駐。レイトチェックアウト応相談。
5. メリット & デメリット
◎ メリット
- 移動時間ゼロ:出国審査後すぐベッドイン、翌朝は保安検査列へダッシュ可。
- コストは意外と控えめ:空港内ホテルながら1万円前後〜。
- 荷物カート持ち込みOK:客室前までそのまま。
△ デメリット
- 内装はやや年季を感じる(南楼でも壁紙の色褪せ等)。
- Wi-Fi速度にムラ:動画視聴は厳しいとの声も。
- ベッドが硬め:腰痛持ちは要注意。
6. シーン別おすすめ利用法とTIPS
シーン | 使い方のコツ |
---|---|
トランジット6-12h | 北楼デイユース(23:00まで)プランが割安。直予約が便利。 |
早朝便前泊 | 05:30頃発で国際線7:00発でも余裕。朝食を取らずに保安検査へ。 |
小さな子連れ | ベビーカー段差なし。デポジットはカード払いがおすすめ。 |
ビジネス出張 | 南楼デラックス+会議室で空港内オフサイトMTG。 |
7. まとめ:時間を“買う”価値は十分
浦東空港の敷地内、しかもターミナルを出て徒歩5分という利便性は唯一無二。多少の古さやWi-Fi速度の問題はあるものの、“寝坊や渋滞の不安ゼロでフライトに臨める” という安心感はプライスレスです。早朝・深夜フライトや短時間トランジットの際は、選択肢の筆頭に入れて損はないでしょう。
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