タイ 両替 結論の先出し:市内の優良両替所(Vasu/SuperRich等)は「掲示レート=手数料込み」なので、別の窓口手数料は基本ありません。一方、海外キャッシングは現地ATM手数料+発行会社の海外ATM手数料+利息(日割)がかかります。繰り上げ返済をしない“月締め払い”なら、市内両替が明確に有利です。



目次
- 超要約(初めての方向け)
- 仕組みの理解:両替/キャッシングの違い
- 比較の前提と注意点(利息はどこまで?)
- 【試算】10万円使うといくら差が出る?
- ケース別おすすめ
- 費用を最小化する実務TIPS
- よくある質問(Q&A)
- 用語ミニ解説(ミッド/DCCなど)
- まとめ
1) 超要約(初めての方向け)タイ 両替
- 市内の優良両替=掲示レートに手数料込み。表示どおりが受け取り額(手取り)。
- 空港・ホテルの両替はレートが不利になりやすい(別手数料より「レート側」で差が出る)。
- 海外キャッシングは現地ATM手数料(例:150〜250THB/回)+発行会社ATM手数料(例:220円/回)+利息が乗る。
- “月締め払い”で繰り上げ返済なしなら、両替が安い。キャッシングは便利さ重視の選択。
- キャッシングを使うなら、DCCはNO(THB建て)/1回にまとめる/繰り上げ返済できるカードでダメージ最小化。
2) 仕組みの理解:両替/キャッシングの違い
市内両替(Vasu/SuperRichなど)
- 店頭の買いレート(JPY→THB)=手数料込み。別コミッションは基本なし。
- 同じ金額でも市内 > 空港の順にレートが良い傾向。
海外キャッシング(ATMでTHB引出)
- 現地ATM手数料(タイ側固定、例:150〜250THB/回)
- 発行会社の海外ATM手数料(日本側固定、例:220円/回)
- 利息(年15〜18%程度が多く、日割。ご利用日の翌日→支払日まで)
- 換算レートはVisa/JCBとも概ね市場の中値(ミッド)近辺。DCC(円建て請求)は必ず拒否してTHB建てを選ぶ。



3) 比較の前提と注意点(利息はどこまで?)
- 想定:旅行で10万円相当を使う。
- 市内両替は10万円 → 約21,900THBのイメージ(手数料込み)。※相場により変動。
- キャッシングは同じ手取り(21,900THB)を得る前提で、現地ATM手数料を上乗せして引き出す(150THB/250THBの2パターン)。
- 利息は「ご利用日の翌日→支払日」までの日割。
例)Visa系:末日締め→翌27日払いと仮定し、締め日まで15日+支払日まで27日=約42日
例)JCB:15日締め→翌10日払いと仮定し、15日+25日=約40日 - 実際の締め日・支払日・金利・レートはカード/時期で異なるため、以下は目安です。
4) 【試算】10万円使うといくら差が出る?
基準:市内両替=10万円 → 手取りおよそ21,900THB(掲示レート=手数料込み)
| 方法 | 手取り | 現地ATM手数料 | 発行会社ATM手数料 | 利息日数 | 総コストの目安 | コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 市内の優良両替 | 約21,900THB | なし | なし | なし | 10万円ちょうど | 掲示レート=手数料込み。別途コミッションなし |
| Visaキャッシング(ATM 150THB) | 21,900THB | 150THB | 220円/回 | 約42日 | +約2.2%(目安) | 便利さ重視向け。DCCは必ずNO |
| Visaキャッシング(ATM 250THB) | 21,900THB | 250THB | 220円/回 | 約42日 | +約2.6〜2.8%(目安) | 手数料分だけさらに不利 |
| JCBキャッシング(ATM 150THB) | 21,900THB | 150THB | 220円/回 | 約40日 | +約2.2%(目安) | 換算は基準レート(ミッド近辺) |
| JCBキャッシング(ATM 250THB) | 21,900THB | 250THB | 220円/回 | 約40日 | +約2.6%前後(目安) | 1回で上限まで引き出すのが吉 |
※利息は年18%・日割の概算。実際はカードの締め日・支払日・金利・レート・入金反映日で前後します。
5) ケース別おすすめ
- 市内に立ち寄れる/営業時間内に動ける:市内両替が最安。まとまった額をまとめて。
- 深夜到着/両替所に行けない:海外キャッシング。できればAEON等の低いATM手数料の機械を選ぶ。
- 長期滞在・補充が必要:大口は両替、細かい補充はキャッシングで1回にまとめて引出。
6) 費用を最小化する実務TIPS
- DCC(円建て請求)は必ず拒否。THB建てを選ぶ。
- 現地ATM手数料は回数課金なので、1回で上限まで引出して回数を減らす。
- 発行会社の海外ATM手数料(例:220円/回)と金利を事前確認。
- 繰り上げ返済できるカード(三井住友カード/エポス/セゾン/一部JCB等)なら、引出→明細反映→即日〜数日で臨時返済し、利息日数を圧縮。
7) よくある質問(Q&A)
Q1. 市内の両替は手数料込みって本当?
A. はい。多くの市内両替所は掲示レートに手数料内包。表示どおりが手取りです。
Q2. キャッシングの利息は締め日まで?支払日まで?
A. 支払日までの日割です。締め日は請求の区切りで、利息が止まる日ではありません。
Q3. VisaとJCBはどちらが得?
A. レート自体はどちらもミッド近辺。差が出やすいのは現地ATM手数料・発行会社手数料・利息日数です。
8) 用語ミニ解説
- ミッド(ミッドマーケットレート/中値):為替の買値(Bid)と売値(Ask)の真ん中のレート。ニュースや換算サイトの基準値。カードの換算も概ねこの近辺。
- DCC(Dynamic Currency Conversion):自国通貨(円)で請求する選択肢。割高になりやすいため原則拒否し、現地通貨建てを選ぶ。
- 現地ATM手数料:タイ側ATMが1回ごとに徴収する固定手数料(例:150〜250THB)。
- 海外ATM手数料(発行会社側):日本のカード会社が課す1回あたりの固定手数料(例:220円)。
9) まとめ
- “月締め払い”で繰り上げ返済なしなら、市内両替が最安(掲示レート=手数料込み)。
- 海外キャッシングは便利だが+2〜3%程度の上乗せが目安(現地ATM手数料+発行会社手数料+利息)。
- 使うならDCCはNO/1回でまとめる/臨時返済ができるカードでコストを圧縮。


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