
「以前より“別室送り”や入国拒否の報告が増えた」──2025年の夏、旅行コミュニティや現地在住者の間で、こうした声が目立ちます。国籍別の公式統計は公表されていないものの、タイ入国当局は“偽装観光客”対策を強化しており、最近は追加審査や入国拒否が相対的に増えているとみられます。本記事では、最新の制度変更と現場でのチェックポイントを整理し、「拒否されやすい条件」と「通る準備」を具体的に解説します。
要点: タイ 入国拒否。2025年はTDAC(タイ・デジタル到着カード)の義務化や、無査証60日枠の運用が話題です。観光目的でも出国証明・宿泊証明・資金証明の提示を求められるケースが増えています。最新情報は出発前に各公的サイトで再確認してください。
しかし、、情けないですよね。一昔前の印象で日本人は素行が良くお金持ちで大歓迎されるはず・・という思い込みはもう通用しないってことです。実際タイ国内で犯罪等に絡んで逮捕される日本人も増えているのと、何よりそんな大した金持ちでもないですからね。。こんなやつ入国させたくない、と判断されないように準備が必要だということです。
目次
- なぜ今、入国拒否が増えているのか
- 最新ルールの要点(2024–2025)
- 「入国拒否」になりやすい日本人のパターン
- 現場で何が起きる?入国審査〜別室の流れ
- 事前準備チェックリスト(これだけ整えれば通りやすい)
- よくある落とし穴と回避策
- もし入国拒否になったら(ダメージを最小化)
- 目的別・最適ルート早見表
- Q&A(よくある質問)
- まとめ
1. なぜ今、タイ 入国拒否 が増えているのか

- 制度のデジタル化・事前審査の強化: 2025年5月からTDAC(タイ・デジタル到着カード)が原則必須に。紙のTM6に代わり、渡航前のオンライン登録・審査で不備があると入国時に足止めされるリスクが高まります。
- 滞在ルールの見直し: 2024年7月以降、日本を含む多くの国で無査証滞在が最大60日に拡大。一方で“偽装観光”の水際対策が強まり、書類の整合性がより厳しくチェックされています。
- “疑わしきは追加審査”の傾向: 短期無査証の連続入国や目的不明瞭な申告は、別室での二次審査(Secondary)に回されやすい状況です。
2. 最新ルールの要点(2024–2025)

- 無査証60日: 入国時60日。延長が認められる場合もあります(裁量)。
- TDAC必須: 入国前にオンライン登録。到着日を含む72時間以内の提出が必要で、登録控(QRやスクショ)を提示できるようにします。
- 資金要件: 無査証入国者に対し、1人あたり20,000バーツ(家族40,000バーツ)相当の資金を求められることがあります。
- 出国証明(オンワードチケット): 復路または第三国行きの予約確認を提示できるように。
- 短期商用の特例: 30日以内の短期商用は、招聘状等の書類が整っていればビザ免除の時限措置が運用されています。観光と混同しないよう証憑を用意しましょう。
3. 「入国拒否」になりやすい日本人のパターン
- 片道チケットのみ/出国証明なし、宿泊先未確定、資金証明が弱い(現金ゼロ・残高確認不可など)。
- 短期無査証の連続入国で実質長期滞在に見える履歴(いわゆるビザラン)。
- 目的があいまい: 観光と申告しつつPC・機材一式で長期ワーケーションの素振り=就労の疑い。
- パスポートの損傷、過去のオーバーステイ、申告内容の不整合。
- TDAC未申請・虚偽申告、非公式サイト(偽サイト)利用。
4. 現場で何が起きる?入国審査〜別室の流れ
- 一次審査: 滞在目的、期間、宿泊先、出国便・滞在資金を口頭確認。必要に応じ、予約画面・銀行残高・現金の提示を求められます。
- 別室(Secondary): 渡航歴や入国回数、所持品の確認など追加ヒアリング。観光の裏付けが弱いと拒否決定の可能性。
- 拒否となった場合: 多くは搭乗元航空会社便での送還・再予約(費用は自己負担が基本)。記録が残るため、次回はより強固な証明が必要です。
5. 事前準備チェックリスト(これだけ整えれば通りやすい)
A.TDAC(必須)
- 公式サイトから事前登録。到着日を含む72時間以内に行い、QRや控えを即提示できるように。
B.出国証明
- 復路または第三国行きの航空券。日程は60日以内を基本に、日付変更可の運賃やキャンセル規約を確認。
C.宿泊証明
- 最初の数泊の予約+その後の行程メモ。Airbnb等は予約確認メールを提示可能に。
D.資金証明
- 20,000バーツ相当/人(家族40,000)を目安に、現金+クレカ+残高の複数証拠で“滞在可能性”を示す。
E.行程シート(紙1枚)
- 日付ごとの予定/立ち寄り先/国内移動/緊急連絡先。口頭より紙が説得力あり。
F.目的に合ったビザ
- 30日以内の短期商用: 招聘状など証憑を用意(提示できないと観光扱い不可→拒否の恐れ)。
- ノマド・長めの滞在: DTV等の選択肢を検討。
6. よくある落とし穴と回避策
- 片道で行って現地で考える: 航空会社の搭乗拒否や入国審査での足止めの典型。オンワードチケットは必須と考える。
- “ノマド装備”全面押し: 観光と就労の線引きが曖昧に見えない説明・持ち物の整理を。
- 出入国の頻度: 無査証での連続入国は厳しく見られる前提。長めの滞在は適切なビザへ。
- 偽サイト対策: TDACやe-Visaを装う偽サイトに注意。手数料や個人情報を抜かれる事例あり。公式URLのみ利用。
7. もし入国拒否になったら(ダメージを最小化)

- 記録を残す: 拒否理由の要旨・担当官名・時間帯をメモ。
- 通訳要請: 意思疎通に不安があれば早めに依頼。
- 帰国便の手配: 通常は同一航空会社で送還。運賃種別により費用負担が異なるため規約を確認。
- 次回に備える: 出国証明・資金証明・目的証憑を強化。DTVや短期商用の特例など、目的に合う在留資格へ切替。
8. 目的別・最適ルート早見表
- 純観光(〜60日): 無査証60日+延長(状況により)を基本。TDAC必須。
- 約90日: 60日入国→延長30日、または別ビザ(観光ビザ/ED等)。
- リモートワーク/長め: DTV(5年マルチ/各入国最大180日)などを検討。残高証明等の条件あり。
- 短期商用(〜30日): ビザ免除の特例+招聘状等の提示。空港では観光扱いにしない。
9. Q&A(よくある質問)
Q1:クレカだけで現金が少なくても大丈夫?
クレカは有効ですが、無査証の条件として資金の提示を求められることがあります。現金+残高など複数証拠の用意を。
Q2:ホテル未定/友人宅でも入国できる?
原則、最初の宿泊先は提示できるように。友人宅は住所・連絡先の説明を。数泊は予約しておくのが安全です。
Q3:何回目の入国から厳しくなる?
明確な回数基準は公表されていませんが、短期入国の連続は実質長期滞在と見なされやすく、審査は厳格です。
Q4:TDACはいつまでに提出?
入国前のオンライン登録が必須です。到着日を含む72時間前から可能。控え(QR等)を提示できるように。
Q5:60日が30日に戻るって本当?
短縮案が報道された時期もありますが、最新運用は変わり得ます。出発前に在外タイ公館やタイ外務省・TATの公式情報を確認してください。
10. まとめ──2025年の“通る準備”は「証明の積み上げ」と「目的に合うビザ選択」
- TDACを期限内に、出国証明と資金証明、宿泊・行程の裏付けを“見せられる形”で準備。tdac.immigration.go.th旅行.state.govwashingtondc.thaiembassy.org
- 連続入国や就労疑いは厳しく見られる前提で、該当するならDTVや短期商用免除など適切な在留資格へ。washingtondc.thaiembassy.orgmfa.go.th
- 最新情報を公式で再確認:在外タイ公館/タイ外務省/TAT/各国大使館の告知が最終拠り所です。washingtondc.thaiembassy.orgmfa.go.th
主要参考(本文中に出典表示あり)
- 無査証60日(93か国):在ワシントンD.C. タイ王国大使館、タイ外務省、TAT。washingtondc.thaiembassy.orgmfa.go.thTAT Newsroom
- TDAC義務化:タイ入国管理局公式TDAC、在タイ米国大使館告知、Condé Nast Traveler。tdac.immigration.go.thth.usembassy.govCondé Nast Traveler
- 資金要件・オンワード:在ワシントンD.C. タイ王国大使館、米国務省。washingtondc.thaiembassy.org旅行.state.gov
- 偽装観光客の取り締まり・拒否件数:The Nation(英字紙)。nationthailand
- 短期商用ビザ免除(日本人):タイ外務省プレス、在日タイ公館。mfa.go.thfukuoka.thaiembassy.org
※本記事は一般的な情報提供であり、法的助言ではありません。個別案件は、最新の在外タイ公館やタイ入国管理局の案内をご確認ください。


コメント
TDACについては、「72時間前までに」ではなく、「到着前72時間の間に」ではないでしょうか。
少しの違いですが、内容は全く逆です
間違いのご指摘ありがとうございました。ご指摘の通り記載内容に間違いがございました。訂正しお詫び申し上げます。